
僕には、メンターがいない。
ただ、人生のところどころで、考え方の一部をもらった人は何人もいる。
今年亡くなったエッセイスト、玉村豊男さんもその一人だ。
最初に読んだのは、22歳のときの『パリ雑学ノート』だった。
知識を披露して読者を感心させようとするのではなく、フラットな視線で市井の人々の生活を眺め、ユーモラスに語る。路上観察者のような感じだ。
玉村さんは、「エッセイスト」の語源をフランス語の essayer(試みる)に重ねていた。
旅をする。料理をする。田舎へ移る。畑を耕す。ワインをつくる。絵を描く。そして書く。
僕がその後ロンドンに渡り、ニュースを書き、編集し、いまは経営顧問・プロデューサーとして人様のビジネスを編集しているのも、何かの縁かもしれない。
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続きはnote「思考の編集室 #013」で。
